2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

イタリア総選挙の結果で早速儲けたヘッジファンド、一方でアメリカこそ本当の債務危機

昨日の日経平均株価は、前日の終値からマイナス1・27%下落し、1万1253円で取引を終えました。ちなみに、売買代金は1兆8487円です。 日経平均は下落したものの、一方で、他のアジア太平洋地域の各市場は堅調で、上海・深セン・香港・台湾・韓国…

イタリア総選挙の結果とヘッジファンド

昨日の日経平均株価は、前日の終値からマイナス2・26%下落し、1万1398円で取引を終えました。ちなみに、売買代金は2兆2120億円です。 昨日の相場は、単純にイタリア総選挙の結果を受けてのものでして、まずは北米・中南米市場が下落し、次いで…

ヘッジファンドの運用の手口から見る、自民党政権誕生の前と後Part1

昨日の日経平均株価は、金曜の終値からプラス2・43%上昇し、1万1162円で取引を終えました。その直接的な原因となったものは、日銀の次期総裁人事にあります。昨日の取引が始まる前の深夜、自民党政権が、次期総裁としてアジア開発銀行の黒田氏を、…

日本によるアメリカ国債購入の問題を、貿易収支の変換から考察する

昨日の日経平均株価は、前日の終値からプラス0・68%上昇し、1万1385円で取引を終えました。ちなみに、売買代金は2兆0809億円です。 一昨日の相場は、FRBやCTAに関する憶測から、まず北米・中南米で、次いでアジア・太平洋でも株価が軒並…

たった10年間で日本の貿易の内容はまるで別の国のように変わっている、このことからもTPPと原発には反対すべき!

昨日の日経平均株価は、前日の終値からマイナス1・39%下落し、1万1309円で取引を終えました。売買代金は1兆7834億円です。 ちなみに、昨日は、北米・中南米の株価下落に始まり、その後アジア・太平洋地域でも軒並み株価が下落しました。更にそ…

中国向け輸出の真実について、紋切型同盟は伝えないけど日中間の貿易の真実はこういうことになっている

昨日は、財務省から今年1月の貿易統計が発表され、大幅な赤字となりました。しかし、このこと自体は事前に解りきっていたことであり、別に驚くにはあたりません。そしてまた、とりたてて深刻な事態でもないのです。 何故これが深刻でないかということは、3…

中国の新車販売台数は史上初の月間200万台を突破と絶好調! なので日本のタイヤ・メーカーの収益も絶好調です

昨日の日経平均株価は、前日の終値からマイナス0・31%下落し、1万11372円で取引を終えました。ちなみに、取引全体の値動きは、実に73円という小規模なもので、これは昨年12月10日以来の狭せです。また、昨日は売買代金も更に少なくなり、今…

ここまでの円安は、世界的な需給関係の変化と、それに乗るかたちでの投機筋の円売りによるものである

先週の東京市場は、中国の春節とG20があるため、ひたすら様子見ムードに終始したわけですが、週明け初日の昨日の日経平均株価は、金曜の終値からプラス2・09%上昇し、1万1407円で取引を終えました。このように、昨日東京市場で株価が上がること…

そもそも、何故アメリカ経済はいつまでも経っても低迷したままなのか

昨日の日経平均株価は、前日の終値からマイナス1・18%下落し、1万1173円で取引を終えました。春節による中国市場のお休みと、G20を控えて、依然として様子見をしながら、来週以降に向けてポートフォリオの組み替えを行っているという感は強いで…

ロシア・韓国経済の現状と今後について、その裏にあるアメリカの思惑と絡めながら

昨日の日経平均株価は、前日の終値からプラス0・50%上昇し、1万1307円で取引を終えました。昨日は日銀の金融政策決定会合があったのですが、結果は予想通り、追加の緩和はなしでした。日銀の金融政策決定会合は、先月のものについては大イベントに…

中国経済の上昇が日本に与える、産業別の影響について

昨日の日経平均株価は、前日の終値からマイナス1・04%下落し、1万1251円で取引を終えました。という訳で、昨日は取引時間中は円高も進んだのですが、一方で、夕方以降はまたしても円安に振れたので、夜間取引時間でのシカゴ・マーカンタイル取引所…

中国経済の上昇を、福島支援に結び付ける手立てはないのか? このことを、そろそろ模索すべき

昨日の日経平均株価は、先週の終値からプラス1・94%上昇し、1万1368円で取引を終えました。しかし、このことは完全に予想できたことです。と言いますのも、先週は、日銀白川総裁の前倒し辞任表明という予想外の事態が、ヘッジファンドの焦りを誘い…

見てビックリ! 中国貿易統計の凄い中身 このまま手をこまねいて傍観しているだけでいいのか・・・

2012年の各国の貿易統計が出揃ったことを受け、それらを集計した結果、昨年の貿易総額において、ついに中国がアメリカを抜いて世界のトップになったことが判明しました。とはいえ、これはあくまでも過程に過ぎません。13億社会の中国がアメリカを追い…

昨日発表された2012年のアメリカの貿易統計は50兆円の大赤字! だからこそ、「財政的に日本はアメリカの保護領」なのか?

昨日の日経平均株価は、前日の終値からマイナス1・80%下落し、1万1153円で取引を終えました。これにより、週間ベースで見た場合、今週の日経平均は下落となり、株価の上昇は、ついに先週の12週連続プラスで途切れました。 一方で、中国株はと言い…

日銀白川総裁 V.S 自民党 安倍首相は昨日2月7日の国会答弁において日銀との共同声明をさっそく反故にした

昨日、国会においては、決して見逃すことのできない重要な発言がありました。それは、政府は日銀との連携のもとでデフレ脱却に最大限力を尽くすという政府の約束をいきなり廃棄し、日銀との共同声明を実質反故にするようなことです。しかし、そのことについ…

着実に経済改革が進む中国、時代に逆行する日本、そして「ニーチェと悪循環」的なヘッジファンド

昨日の日経平均株価は、前日の終値からプラス3・77%という驚異的な上昇を見せ、1万1463円で取引を終えました。また、円相場も大きな変化があり、前日夕方の時点では対ドルで92円10銭ほどだったものが、一時は94円台まで行ったほどです。この…

日銀白川総裁の任期満了を前にしての辞任発表をはじめ、金融経済に関する重要なニュースが目白押しの1日でした

昨日、2月5日は、実に様々なニュースがありました。かなり話題が多いので、なるべくコンパクトに見ていきたいと思います。時系列で見て、まず最初は、ユーロ圏です。 昨秋以降、債務危機が落ち着いていたスペインですが、ここに来て突然ラホイ首相の不正資…

アメリカ経済の低迷をアメリカ自身が認めているのに、日本の紋切型同盟はアメリカの経済は回復していると言うのは何故なのか

アメリカは昨年10〜12月期のGDPがマイナスとなり、年が明けても消費者心理は更に冷え込み、そしてFRBもアメリカの景気について「economic activity paused」と表現し、アメリカCNBCも「ここ数か月、アメリカの景気は足踏みしている」と報じる…

原発をやめることはデフレ脱却に向けて不可欠である、脱原発こそはデフレ脱却の最大の要

デフレから脱却するためには、採算の合わない事業、とりわけ無駄な公共事業や必要のなくなったインフラ投資などはやめなければなりません。無駄なもの、なかでも霞ヶ関と企業の癒着の産物であるハコモノなどは早急にやめて、その分のおカネを必要なところ、…

円安ドル高が進んでいるものの、一方でドルは他の通貨に対しては下落し続けている

昨日から2月になりましたが、日経平均株価は前日の終値からプラス0・47%上昇し、1万1191円で取引を終えました。これで日経平均は12週連続で上昇です。これは、1958年の岩戸景気以来実に54年ぶりになります。 言うまでもなく、日本が高度成…

FRBによる金融政策発表を受けて、アメリカ経済は明らかに失速している

先週は日銀の金融政策決定会合があったわけですが、昨日はアメリカの中央銀行にあたるFRBが、金融政策決定会合にあたるFOMC(連邦公開市場委員会)を開き、金融政策を発表しました。QE3・5とも呼ばれる大規模な金融緩和について、据え置き(つま…