2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「一遍あるいはニーチェ、推理小説としての音楽(4)後篇」

網野によると、士農工商というのは、「明治政府が戸籍をつくるとき、士農工商に分けて」人々を把握し、管理したのだという。とするならば、士農工商をつくったのは、明治政府ということになるのではないか? 当然宮崎もこれと同じ疑問を持ったようで、宮崎は…

「一遍あるいはニーチェ、推理小説としての音楽(4)前篇」

出雲の阿国は舞踊家であり、その踊りは非常にセクシュアルなものだったと伝えられている。彼女の踊りは大変な評判を呼び、京都の御所や江戸城にも招かれて公演を行ったほどであるが、ところで、音楽と踊りは不可分であり、音楽のない踊りというのは決してあ…

一遍あるいはニーチェ、推理小説としての音楽(4)前篇

出雲の阿国は舞踊家であり、その踊りは非常にセクシュアルなものだったと伝えられている。彼女の踊りは大変な評判を呼び、京都の御所や江戸城にも招かれて公演を行ったほどであるが、ところで、音楽と踊りは不可分であり、音楽のない踊りというのは決してあ…