2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

突っ込みどころ満載だった朝日新聞12月29日朝刊1面の記事をカットアップする

日本の市民のなかには、原発については嘘を書く新聞も、経済については真実を伝えていると思っている方は殊のほか多いようです。ところが、大手メディアは、経済についても真実を伝えていません。このブログでは、このことについて再三指摘してきたわけです…

中国経済とTPP、発送電分離、そして日銀

現在、外交において何よりも優先すべきは当然ながら日中関係改善に向けての努力をすることですが、これは現在、上昇するばかりの日経平均株価や、日銀、そして円安などの話題によって完全にかき消されています。しかし、平和という観点からはもちろん、実は…

日本株について騙されないための基礎知識

日本株については、欧米と比べてリーマンショック以降最も落ち込みが激しかったのは日本であり、これは民主党の政策が駄目だったからだとまことしやかに言われています。リーマンショック以降、日本株の落ち込みが欧米と較べて最もひどかったのは事実ですが…

ひょっとしたら1953年以来・・・? まさに記録的な上昇相場

先月の解散・総選挙以来、完全にアメリカのヘッジファンドをはじめとした外国人投資家の猛威に曝された東京証券取引所ですが、12月29日金曜、今年の取引の最終日である、大納会を迎えました。通常なら、投資家は年末休暇に入り、取引は閑散とした薄商い…

市場を荒らす怪物的ヘッジファンド「CTA」の正体

現在の日本が、投機マネーの圧倒的な影響を受けていることはいかんともしがたい事実です。そうである以上、我々は、当の相手について知らなくてはなりません。解散・総選挙の決定以降、日本株を買っているヘッジファンドというのは、どのような性質のものな…

円安は9月終わりからの一貫したトレンド、安倍発言による問題のすり替えを暴く

衆院選の投開票から怒涛の相場展開になった先週から明けて、東京証券取引所は今年最後の週に入りました。しかし、東証の売買は、依然として異様な様相を呈しています。 三連休を挟んだ週明け初日の火曜、東証1部の売買代金は、1兆1532億円でした。2兆…

日銀白川総裁 V.S自民党 そこにあるアメリカの思惑

いま、日銀は、自民党から強烈な圧力をかけられています。来年1月の日銀金融政策決定会合において、もし物価上昇率2%の目標を掲げなかった場合、日銀法を改正するという、露骨な脅しです。民主主義上、決してあってはならない、明らかな政治の越権行為で…

日本株上昇にまつわる、メディアが報じないもう1つの嘘、及びまったく知られていないヘッジファンドの狙いについて

最近の急激な株価上昇について、これが自民党政権に対する期待の表れだという大手メディアの報道は一切嘘であり、実態はアメリカのヘッジファンドを主力とした外国人投資家を儲けさせるためのものだということは、これまで何度も繰り返し語ってきたことです…

ここに来て何故ヘッジファンドは突然ギリシャ国債を購入し始めたのか? 日本と中国で儲けるための金融兵站術の第一歩

前回のレポートにおいて、ヘッジファンドの巣窟の1つであるICEインターコンチネンタル取引所が、NYSEユーロネクストを買収し、220年の伝統を持つニューヨーク証券取引所の独立についに終止符が打たれたことを報告しました。このICEという取引…

たった4日間で7兆円超、マネーゲームに費やされたこの金額の意味と質

過熱する一方のヘッジファンドによる日本株買いですが、衆院選の投開票が終わって以降、この4日間で東証1部につぎ込まれた金額は、総額で実に7兆円を超えます。物凄い金額です。たった4日の間に、これほどの金額がマネーゲームに注ぎ込まれたのです。そ…

マネーゲーム本格化、電力株に対する投機筋の姿勢は特に鮮明に

いよいよヘッジファンドによるマネーゲームが本格化の兆しです。ストップ高になった東電をはじめ、電力株の大幅上昇で騒然とさせた週明け初日の取引から一夜明けた12月18日火曜日、東京証券取引所は更なる驚きに包まれました。 日本株をめぐる市場の空気…

日経平均株価1万円回復は目くらまし、しかし、それ以上に寒気がした12月19日水曜の取引の内容について

東京証券取引所の取引、いよいよ恐ろしいことになっています。 12月19日水曜、日経平均株価は久し振りに1万円の大台を回復しましたが、内容を吟味すると、それは実に異常を通り越して寒気がするものです。しかし、その点については後程詳しく論じるとし…

衆院選を受けて、日経平均の上昇、及び東電ほか電力株の大幅上昇について  アベトレード(自民党アベ相場)は外国からの圧力part2

衆院選は自民党の圧勝に終わったわけですが、それを受けて、週明け初日(12月17日)の日経平均株価の終値は大幅に上昇しました。とりわけ、東電をはじめとして電力株の上昇は異常なほどのものでした。これについて解説します。 まず、日経平均株価ですが…

新たなマネーゲームの始まりか? 金融マフィアの動きと衆院選の裏にあるもの

衆院選の投開票を数日後に控えた12月13日、アメリカからいささか狂気的な金融政策のニュースが飛び込んできました。アメリカの中央銀行にあたるFRBが、長期国債購入の継続・拡大と共に、現在行っている超低金利政策の実施期間について、失業率が6・…

株式市場から見た衆院選、アベトレード(自民党アベ相場)は外国からの圧力

先月、解散・総選挙が決まって以降、株価はほぼ一本調子で上昇してきました。そしてこの一連の値動きについて、選挙期間中、メディアでは、この一連の株価上昇は自民党政権誕生への期待の表れだと報じられました。しかし、実態はどうだったのでしょうか? 今…