2011-12-14から1日間の記事一覧

一遍あるいはニーチェ、推理小説としての音楽

歴史家の網野善彦が音楽について興味深いことを言っている。彼は著書『日本中世に何が起きたか 都市と宗教と「資本主義」』のなかで、まるまる一章を割いて中世の音楽を論じているのだが、そこで示唆されているのが、時宗の一遍がおこなった踊念仏とは、キュ…